奴の名前は… BMW C evolution
『電気バイクなんだけど… イジってくれる???』と、お馴染みのお客様からのお電話。『おおっ、遂にBAD LANDも、今まさに世界のモータリゼーションを圧巻しつつある電気バイクの洗礼を受ける時が来たか…』などと思いつつ、まずは快諾をさせて頂きました。漠然とではありますが、電気自動車そして電気バイクのカスタムに関しては困難が多々伴うのだろうな程度の認識は持っておりましたが、まぁ、簡単に言ってしまえば、私、最先端テクノロジーを完全に舐めていた訳であります。
車両重量 : 275kg。重すぎやしないか??? ハイエースに積み込む際、その重さに少々驚いた次第でありまして、後に車重を調べた所その様な記述を発見。何故、一見やや大きめのスクターの重量がスポーツスターよりも重いのか。その理由は後々判明する事になるのですが…
そして、なんでもこの電気バイクの登録は250ccと同じ扱いになるとの事でありまして、つまりは、車検は、無し!! で、あれば、ここはもう一気にフレームにまで手を入れさせて頂き、何年か前に拝見させて戴いた神戸のカスタムショップ : 紫雲さんが造られた電気Chopper並みのモノ凄いカスタムにさせて頂きましょうぞ!! と意気込んでみたのも束の間。
巨大リチウムイオンバッテリー
外装のボディーパーツをバラしてみますると… オートバイでは見た事も無い、何やら巨大な鉛色の箱がそこに鎮座しているではありませんか!! しかもですよ、ボディーのほぼ全てがその鉛色の箱だけでしか無く。。。高電圧を発生させる巨大リチウムイオンバッテリーの存在感は凄まじく、メチャクチャCOOLな佇まいと造形美に、それはそれで充分に心惹かれる部分もあるのですが、何せ『感電するからな!』とのアンタッチャブルなステッカーが貼られている以上、我々はもうそこから前に進む事は出来ませんでした。
H-D専門のカスタムショップ : BAD LANDの場合は電気カーでは無く電気バイクとなる訳ですが、これはもう、並大抵なカテゴリーではありませんね。。。手を出さない方が正解であると、いやいや、そもそも手を出す云々と言った話では無いとそう痛感した次第でありまして… しかし、それでもやはり、こんな時こそカスタム屋の意地はご披露仕つりたく思う訳でありまして、流石にいつもの様に “元のバイクは何だったのか全然分かりません” レベルのカスタムは無理でしょうが、それでも、只今、諸々、作戦を練っている最中であります!!