So-Bad Review

スポーツスターにガーターフォークを取り付け

time 2021.07.17 view 2175 Views
Posted by in Harley Custom

 

ワンメイク・ガーターフォーク

先日、とあるSHOP様からご依頼を頂きましてスポーツスターにセットアップする為のガーターフォークを製作させて頂きました。V-ROD用 / TwinCam ソフティル用と今までかなりの数のガーターフォークを造って来ましたが、スポーツスター用となると実は今回が初めてとなりまして、当然フォークの長さやアーム類の長さ、そしてステムシャフトやアクスルシャフトの長さも異なります。現車があれば、基本的にどの様なモデルであってもオリジナルのガーターフォークの製作は可能なのですが、0ベースからの全体設計となりますので第一回目の製作となりますとそれは手間も時間も掛かります。

もちろん見た目だけでのフォークであっては話になりませんので、まずは適正なトレールを計測しその数値に基づいて各部の設計を行なって行きます。またV-RODやBig Twinに比べ小ぶりなボディーサイズとなりますスポールスターなだけに、そのサイズ間に見合った数値出しも大切でありまして… 真横からの写真をご覧いただきたいのですが、ガーターフォークに走る4本のアームを絶妙な長さ、つまりはV-ROD用よりも約25mm程短く設計する事によりボディー全体とのフィット感を得る事が出来まして、これにより『取って付けた感』を完全に払拭する事が出来たと思います。また今回は純正のホィールをご使用されるとの事でありまして、当初はホィールハブの突き出し量を懸念したのですが、こちらは全く加工をする事無くガーターフォーク内に収まってくれました。

 

新型スポーツスターSに期待

先ごろ発表となりました新型スポーツスターS。。。水冷のVツイン60度のバンク角 “レボリューションマックス1250T” なるエンジンを搭載したこのモデル。そうなんです… この数日、私のfacebookのウォールにはこの新しいスポーツスターに関する記事がドドッと流れて参りまして、そしてその記事を読みつつまた記事内の写真を眺めつつ、だんだんと私にはこのスポーツスターが2016年度分の生産を持って終了してしまったあのV-RODの進化バージョンに見えて仕方が無くなりました。

車高がかなり低く見えますし、また各部パーツのデザインや作り込み等々が、良い意味でハーレー伝統の甘さ加減を大いに範疇してくれていたり等々、とにかくカスタムベースには最高なモデルであると思います。新型スポーツスターsにガーターフォークを組み込んだ所の絵面は完璧に私の頭の中に出来上がっておりますので、是非是非ご購入の暁には弊社にカスタムのご依頼をお願い申し上げます!!