So-Bad Review

FXDR114 : ワンメイク・エキゾースト PART-2

time 2020.05.10 view 1564 Views
Posted by in One-Make

孤高の存在に対峙…

45度V-ツイン、ロングストローク : 1868cc、伝統の空冷OHV… H-Dとしての確固たる信念は貫き通しつつも現代のテクノロジーが満載のFXDR。ドラッグレーサーの宿命を宿したその孤高の佇まいは、猛々しくも見え、また時折物悲しげにも見えます。工場の片隅で我々の作業を待つその姿がそうして見えてしまうのは、きっとその産み落とされた時代背景と共にオートバイとしての存在の全てが凄過ぎるからなのでありましょう。

その走りからして、ホンダ / カワサキ / ヤマハ / スズキと言った国内4大メーカーが凌ぎを削る、所謂スーパーバイクと呼ばれるジャンルにまで踏み入った感のあるモデルなだけに、アメ車特有の大らかさが返ってアンバランスな感覚を誘発してしまい、それこそが実はハーレーの新しい世界観であるとは思うのですが…

カスタム屋の立場からすれば、コンピューターでがんじがらめとなったハーレーはもはや難敵であり、何か作業を行うとしても多くの制約を受け入れなくてはならないので、高年式のハーレーとは疎遠となる感覚は否めません。またカスタム業界側も徐々に高齢化が進み、新しきモノへ挑戦を試みる気力も例えば2000にTwinCamがデビューした時と比べれば、それは大いに希薄となっている事もまた事実であり。。。

そして、このコロナの影響。創造とモノ造りの現場にも暗い影を落とす訳でありまして… そう、まさに今は逆境。

だから、このFXDRに2 in 1スタイルのエキゾーストを製作する作業は燃えました。。。我々にとっては初めてとなる製作作業なだけに、全ては手探りとなる訳ですが、我々が考え信じる所のFXDRにとっての正しき2 in 1スタイルのエキゾーストを表現するべく、とにかく今回は大いに燃えさせて頂いた次第であります。

何度も申し上げている事でありますが、ハーレーをカスタムさせて頂く上で最も大切な事は “必然性” である事に変わりはありません。初めからそこに存在していたかの様な、なる様にしてこうなったと言い切れる様なデザイン。その必然性に溢れたデザインと言うテーマを、我々は常に最重要視しています。

使用するステンレスパイプの太さや、曲線の描き方。また車両に対するエキゾースト全体の跳ね上がりの角度等々、とにかく今回は詰めに詰めさせて頂いた次第でありまして… VANCE & HINES FUELPAK FP3 を使用したEFIセッティングも昨日終了。明日、天気が良ければ高速道路にて試乗を行う予定です。