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スターターが… 焼き付いた。。。


その日、オーナー様より頂いた電話は、『どうにもエンジンの掛かりが悪い』と、云う内容のお話でありまして、きっと寒かったり、また暫くエンジンを掛けられていなかったせいだろう、などと思っていたのですが、どうにも、今回は違った様です。

その後、出先より再度お電話を頂きますと、今度は『オイルタンクの下あたりから、煙が出ている!!』と、云うお話でありましたので、直ぐにシートを取り外して頂き、バッテリーのボディーアースを外して頂く事と、ガソリン・コックを完全にオフにして頂く事をお願いし、トランスポーターを繰り出し現場に急行致しました。

電気系統でも、不可解な症状が出ていた事が非常に気になっておりましたので、その晩、リア周りをバラしつつ、集中型リレーユニット : M-UNIT周りを総チェック。オイルタンク付近の配線に、焦げた様な跡は一切見受けらませんでしたので、少々首を傾げつつ、諸々原因を探っておりますと、どうにもセルモーターが怪しいと云う結論に至りまして、早速、車体よりモーターを取り外し、バラしてみますと、やはり、予想通り、モーターの中身が焼き付いておりました。

1) セルの不調が原因で、スターターギアが出っぱなしとなり、そのままクラッチシェルのギアに食いついたまま走行。
2) 結果、セルモーターが焼き付く…白い煙の発生場所は、ここです。
3) スターターからM-UNITに行く配線を通じて、負荷の掛かった電気がM-UNIT内を流れ、リレー機能全般がダウン。そしてM-UNITもご臨終。
4) 結果、例えば、I/gキーをかざしただけで勝手にセルが回る、ですとか、ウィンカーがてんでバラバラに点滅する、等々の電気系統の不可解な症状が発生。

と、今回の故障は、上記の様な流れであったかと…..

S&S製 : 2,000ccのストローカーユニットを組み込んだエンジンである事と、ベース車両自体が、確か2004年か05年でもありますので、ノーマルのセルモーターASSYにダメージが及んでしまったのでしょう。幸いな事に、現状では、ハイトルク仕様のスターターモーターが、ハーレー純正パーツとしてリリースされているとの事ですので、直ちにそちらを手配させて頂きました。

今回は、大事に至る事なく安堵を致しましたが、車両整備作業の奥の深さを再認識しつつ、その詰め方や整備作業に当たる心構え全般に関しまして、深く考えさせられる一日でありました。

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